鶴ヶ島市のお寺様にて、隣り合わせのお墓の外柵を独立させるリフォーム工事

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鶴ヶ島市のお寺様にて、隣り合わせで外柵の一部を共用するご親戚同士のお墓の外柵を、それぞれ独立させるリフォーム工事をさせていただきました。

 

鶴ヶ島市 満福寺 外柵の改修 吉林白

 

お寺様の墓地に、ご親戚で隣り合わせにお墓をお持ちの方からご相談をいただきました。まずは、現地でお墓を確認させていただきました。

 

こちららがご相談のお墓です。向かって左隣のご親戚様のお墓と外柵を共用する形で建てられています。大谷石で作られた外柵で老朽化も進んでおり、年々ご親戚同士の関係も薄くなっていくので、外柵をそれぞれ独立したものに作り直す工事をご希望でした。以前から検討されていたものの、大きな費用もかかることからご両家のタイミングが合わず、このたび一方のお家のご家族様が亡くなられたのを機にリフォームをする運びになりました。

 

外柵のリフォームにあたっては、御影石製にすることと、草が生えないようにすることをご希望でした。また、コンクリート製の香炉、芝台・拝石も交換することになりました。お見積りをご了承いただいたら、お寺様に読経いただいてご遺骨を取り出し、工事に入ります。ご遺骨はお寺にあずかっていただきました。工事の工程としては、まずはお墓を取り外してから外柵も解体して更地に戻しました。基礎から打ち直して外柵、納骨室などを設置したら、石塔等の据え付けをして完了です。

 

工事が完了しました。左隣のご親戚様のお墓は全面石貼りで、こちらのお墓はご希望で砂利敷きとしました。明るい色合いの五色砂利です。手前は広々としたお参りスペースを設け、お墓の後方のみ柵(羽目石)を付けて、左右はあえて柵を付けずにスッキリと仕上げました。独立させたことで敷地は少し狭くなりますが、柵がないので見た目にも広々として見え、ごみも溜まらないのでお掃除も楽です。また、右側にも同じ形のお墓がありましたので、周りに溶け込んだ自然な仕上がりでもあります。

 

石塔は既存のものを据え直しています。アフリカ産のベルファストという黒御影石です。水垢はクリーニングしてきれいに落としました。花立は穴あけ加工をして落とし込み式の花立とし、ステンレスの花筒を入れています。香炉はインド産の黒御影石で製作して、香皿を入れています。

 

お客様には、完成したお墓を喜んでいただけました。今回のリフォームで階段がなくなったので、「これなら足が悪くてもお参りが楽だね」と安心されたご様子でした。将来を考えてもこの機会に独立させることができ、ご両家にとってよかったのではないでしょうか。このたびは当社に工事をお任せいただき、ありがとうございました。

新しく建てるお墓ではあまり見られなくなりましたが、昔は同じようにご親戚同士で外柵を共有しているお墓はたくさんありました。仲良く皆様で守っていくお墓になって良いことではありますが、今回のような改修や建て替えなどの際には、ご予算面やご希望の違いなどから工事のタイミングが合わず、なかなかスムーズに進まない難しいケースもあります。ご両家の納得いく形になるよう調整するためご提案も難しいですが、同時に工事ができない場合は、問題のないように一方のみを工事する方法もあります。現地の状況に合わせてご提案することになりますので、同じように悩まれている方がおられましたら、まずは一度ご相談ください。