鶴ヶ島市の共同墓地に、インド産Y-1 和型のお墓が完成しました。

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今回は、鶴ヶ島市の共同墓地に施工させていただいた、インド産Y-1という石を使用した和型のお墓をご紹介いたします。

石塔:インド産Y-1 外柵:G9426(青御影石)

今回のお施主様は、15年ほど前に外柵を施工させていただいた方です。このたびご主人様が亡くなられたので、墓石建立と墓誌の設置をご依頼いただきました。49日までに建立をご希望でした。

ちょうどお隣に当社で施工したお墓があり、それと同じような雰囲気の石を使いたいというご希望がありました。仲のよいお知り合いの方のお墓だそうで、インドのSRという石を使用しています。ただ、今回は49日までにという時間がない中でもあり、生産する中国がちょうどお休みの時期だったこともあって、できるだけお施主様のご希望に沿うよう、国内に在庫があってご対応可能だったインドのY-1という石をご提案させて頂きました。この石は艶もよく、大変硬い石です。

また、お墓の大きさはお隣のお墓よりもひとまわり小さい9寸としました。竿石の下に座布団を設置することで、お隣のお墓とも遜色のない、バランスのよいサイズ感になるようご提案して採用していただきました。ご宗派は天台宗でしたので、石塔頂部には梵字の阿字を彫刻し、梵字には金箔の施工を行い、荘厳に祀れるようにいたしました。


金箔を施工した梵字の阿字の彫刻

 

施工中のお写真です。墓石には耐震施工を行いました。こちらは中台の上に耐震墓石用ゲルを施工したところです。四隅の白いものが耐震墓石用ゲルです。さらに接着剤と併用して、免震効果を高めます。大きな地震にも耐えられるという、特許取得されているものです。

 

中台の上に上台を設置、ここでも免震ゲルを施工しました。

 

上台の上にスリン(座布団)を設置しました。この接合部にも免震ゲルを施工し、竿石とスリンとの接合部にも免震ゲルを施工いたしました。座布団がないお墓に比べると、9寸のお墓であれば4寸5分(13.5mm)ほど高くなります。お墓の高さがある場合、地震などの揺れ対策がより重要になります。

 

石塔の施工が完成。

目地施工するために紫色のマスキングテープを施工した状態です。テープを貼っておく方が、より美しく仕上がります。

 

墓誌の施工と前置き(花立・水鉢・香炉)の施工が完成しました。完成後、施工の様子や完成したお墓のお写真をお渡しして、工事完了のご連絡を差し上げました。ご希望だったお隣のお墓と同じ石は使えませんでしたが、大変艶のよいお墓に、「目立ちますね」と喜んでくださっていました。このたびは大変お世話になり、ありがとうございます。後は49日の法要を待つばかりとなりましたが、良いお天気に恵まれるといいですね。

また今回は日数も限られていたため、問屋さんにも大変ご協力をいただきました。ありがとうございました。